この記事では、国際郵便マイページサービスのスマートフォン版で内容品が3つ以上の場合の対処法を紹介します。
国際郵便の伝票を電子化するため、日本郵便が提供しているシステムが『国際郵便マイページサービス』です。
このサービスにはパソコン版ページとスマートフォン版があり、スマートフォン版では内容品3つまでの伝票しか作成できません。
しかし、結論としてスマホから内容品4つ以上の伝票作成はできます。
一体どうすればいいのか?サクっと解説していきます。
国際郵便マイページサービスで内容品3つ以上の伝票をスマホから作成できるか?
この疑問に対する日本郵便の回答がこちら

内容品が3つより多い場合はパソコン版を使えばいい
そこまでは分かります。
なぜ「スマホでもパソコン版が使える」の一言を添えてくれないのか?
これでは「内容品が3つを超えた場合、パソコンを使わないと伝票作成できない」と誤解する人もいるかも知れません。でもパソコンではなくパソコン版を使えば良いのです。
つまりは『スマホからパソコン版ページを利用すれば内容品3つ以上の伝票作成ができる』ということです。
内容品3つ以上の伝票をスマホから作成する方法
早速、スマホでパソコン版ページから伝票を作る解説していきます。
スマートフォンからパソコン版ページを表示する
スマートフォンのブラウザから国際郵便マイページサービスのページにアクセスします。
リンク:https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/
リンクから飛ぶか、iPhoneならsafari、AndroidならGoogleで「国際郵便マイページサービス」と検索すれば出てくるのでそのページにジャンプして下さい。

画面を開くとまずアテンションがあります。
これは「スマートフォン版ならアプリを使って郵便局でプリントアウトできるよ」という案内です。
「Cancel」を押して無視しましょう。
↓以下のスマートフォン版ページに飛んでしまうorパソコン版が表示されない、という方はブラウザの操作でPC版サイトを表示する方法を調べて下さい。

パソコン版のトップ画面にきてもページ上部に「スマートフォンページで利用できるページはこちら」と謎の誘導をされますが、無視です。
無視してこのまま新規登録/ログインします。

そもそも国際郵便マイページサービスって何?どうしても使わなければだめ?という方
→国際郵便マイページサービスまとめ
引き続き、スマートフォンから伝票を作成を続けます。
ログインした後は「送り状を作成する」に進み

送り先住所や内容品を登録。

発送方法を選んで伝票を完成させます。

パソコン版で伝票作成しているのでこのまま郵便局に行っても印刷はしてくれません。
家庭用プリンターやコンビニエンスストアのネットプリントでプリントアウトします。
まず伝票を端末にダウンロードするため、完成した伝票のPDFファイルを開きます。

この画面から印刷に進んでプリンターを選択しても印刷されないことがあるので、必ずダウンロードを選んで下さい。
このPDFデータをプリントアウトすれば無事伝票が完成です!

内容品の登録ってどうするの?
HSコードや単品の重さは入力必須?
ネットプリントってどうすれば?
という方は
こちらの記事に詳しくまとめています。
国際郵便マイページサービスのパソコン版は内容品20個まで
前述の手順で伝票作成すればスマホからもパソコン版ページを介して内容品20個までの送り状を作成することができます。
ただし、スマートフォン版のみ利用可能な郵便局のプリントアウト端末『ゆうプリタッチ』は利用できないので、ご自身でプリントアウトする必要があります。
これはA4のコピー用紙に白黒印刷したものでも問題ありません。
→日本からタイに大量の船便を送りたいときはこちら
国際郵便マイページサービスが印刷できないときの対処法

パソコン版の国際郵便マイページサービスで作った送り状は、PFDとして表示されます。
しかし、ページ上にあるPDFデータをそのまま印刷しようとしてもプリンターに送信されないことがあるようです。

この場合は一度データをダウンロードしてからプリンターへ送信すると、伝票が印刷されない問題を解消できます。
国際郵便マイページサービスのスマホ版は内容品3個まで
スマホ版は送り状を自分でプリントアウトしなくても、郵便局でプリントアウトできるので、その点を便利に感じる人も多いと思います。
ただ、内容品が3つまでという部分で、個人的に注意した方が良いと感じたことがあるので紹介します。
内容品3つ以内でスマホから伝票作成する際の注意点
私がタイに住んで驚いたのは「日本から荷物を送ってもらうと関税をかけられる」こと。
タイ以外の状況には詳しくありませんが、海外に荷物を送る際には関税が発生する場合もあることを知らずに、荷物を発送してしまうケースも少なくないのでは?
と心配してしまいます。
送料も安くはないのに、中身の代金よりも高額な関税を請求されるケースもあります。
こうなる原因を追究した結果
【関税をかけられないコツ】
- 明らかな高級品は送らない
- タイ人宛てにする
- 項目は必ず贈物(Gift)にする
- 中身を正直に書く
- 合計金額を1,500Bまでに抑える
- できるものはUsed表記する
- 箱や袋は新品を使わない
- SAL便・船便を使ってみる
という注意事項がわかってきました。
→関税対策のコツまとめ
そして、内容品3つ以下の伝票で作成しようとしている場合
高級品を送ろうとしている
中身の個数を誤魔化している
郵便局の新品の段ボールで発送予定
これらに当てはまっていませんか?
当てはまる場合、発送国がタイの場合は関税をかけられる可能性が非常に高いです。
タイだと安くても500バーツ(約1800円)、高いと2000バーツ(約7000円)追加で受取人が支払う必要があり、自宅まで届けてもらえないので郵便局まで取りに行く必要が出てきます。
日本からタイへ荷物を送るEMS伝票は手書きではダメ?

EMSに限らず、国際郵便の電子化が義務付けられているのは物品に対してなので、書類はこれまで通り手書きでも問題ありません。
アメリカ国内法の流れに伴って全世界が『通関電子データ送信の義務化』に承認したため、今回紹介した『国際郵便マイページサービス』が導入されました。
現在も郵便局で伝票を手書きし、アメリカ以外の国に国際郵便を発送することは可能です。(2021年6月時点)
しかし、場合によっては伝票が手書きだったことが原因で、到着が遅くなる/返送されるされることもあるという状況を理解しておいてください。
→EMSではなく船便で発送し、コロナ禍で到着まで何日かかったのレポート
結論→パソコン版で伝票作成した方が良い
内容品3以下で、関税の心配がなさそうな物品を送る場合はスマートフォン版を
それ以外の人はパソコン版を使った方が良さそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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