タイ・プーケットからピピ島へ行く方法を紹介します。
過去に旅行会社に勤めていたため、タイ国内の旅行先の情報収集は日々行っていました。
そこで感じたこは、日本からの旅行者が参考にしている「ピピ島への行き方紹介しているサイト」の内容への違和感です。
筆者目線でいきなり港までの行き方や港でフェリーに乗る方法が紹介されていますが、個人で手配するのはなかなか大変。
旅行者がピピ島でどのホテルに宿泊するのか、送迎付きのプランで予約するのか、日帰りツアーで参加するのかといった状況によって「ピピ島への行き方」変わってきます。

安く行きたい人は個人で!楽したい人は旅行会社に任せよう!
プーケットからピピ島への行き方
プーケットからピピ島へのフェリーを使った行き方をシチュエーション別に紹介して行きます。
まず、ピピ島の行き方の基本、赤が車両で青が船での移動となります。
往路:プーケット空港/ホテル-プーケット港-港からフェリー-ピピ到着-ピピ島のホテル
復路:ピピ島のホテルから港へ-ピピからフェリー-プーケット到着-港-プーケット空港/ホテル
ざっくりと「行き方チャート」を作成したのでご覧下さい。

ピピ島行きのフェリーを旅行会社で申し込む場合
日本から旅行を申し込む場合には、旅行会社を使うというケースもあり、その場合は行き方は「現地にお任せ」です。
現地で送迎や船の手配を担当している部署(確認書類の「現地緊急連絡先」に書いてある会社)旅行代金の範囲内で選定行き方になります。
航空券+ホテルを日本の旅行会社経由で予約する場合、ピピ島だけを個人手配するより、旅行会社に丸投げした方が断然楽です。

旅行会社なら、特別なアレンジが必要な場合も気軽に問い合わせができて良いですよね(^_^)
見積もりだけでも取って、予算<自分の負担、になるようであれば、港ーホテル間の送迎と船の手配はお任せしてしまいましょう。
プーケットからピピ島行きのフェリーをホテルにお任せする場合
ピピ島で宿泊する場合に島内のエリア情報を把握しているかどうかで、旅が計画通りに進むかに大きく影響します。
ホテルが孤立したエリアにあることを知らずに何泊か滞在の予定を組み、到着した後で周辺にコンビニもなく、レストランの数も限られ、ボートのチャーターでさらに出費があることを知るのではせっかくの旅が台無しです。
エリアが決まったら次はホテルの選定です。
安いホテルにはありませんが、高級リゾートに宿泊する場合はホテルの宿泊プランに港ーホテル(又は空港)間か送迎車両とボート代が含まれている場合もあります。
ピピ島への行き方を検索したり情報を控えておく必要もないので、希望のエリアで予算内なのであれば、送迎+ボート込みプランで予約するのが一番手っ取り早く楽です。
ホテルによってはホテル専用のスピードボートが用意されます。
※ここで注意が必要なのは、予定している飛行機の時間とホテルの正式名称(プーケットのホテルに送迎場合)をきちんと伝えることです。
飛行機の時刻によっては船への乗り継ぎが悪く、ホテルのボートサービスを利用できないケースもあります。
タイのリゾート地には「似たような名前のホテル」が沢山あるため、略称ではなくホテルの正式名称を電話番号とセットで伝えておくとお迎えの車両が来ないといったトラブルを回避できます。
ピピ島行きのフェリーを個人で手配する場合
個人で手配する場合、予算に合わせて乗り物をアレンジできるメリットがあります。
まず、赤い車両の部分は基本的にタクシーを使うことになりますが、低予算で移動したい人はソンテウという乗り合いバスに乗っていくこともできます。
但しスピードが遅く、渋滞などで時間が読めないので船の時間に遅刻しないよう、余裕を持った行動が求められます。
次に青い船の部分もフェリーではなくスピードボートを選ぶことができます。
料金は1.5から2倍ですが、通常片道2時間の移動が45分にまで短縮されます。
往路:プーケット空港/ホテル-プーケット港-港からフェリー-ピピ到着-ピピ島のホテル
復路:ピピ島のホテルから港へ-ピピからフェリー-プーケット到着-港-プーケット空港/ホテル
個人手配の注意点は、何があっても自分の責任ということです。
土地勘がなくリサーチの時間が取れないと最悪の場合船や飛行機に乗り遅れる可能性も出てきます。
時間や労力をお金で買うという意味で旅行会社に任せることもできますが、個人手配に慣れることで旅の経験値も上がります。
プーケット発着のピピ島行きフェリーの時刻表と値段
今回は英語のサイトですが、複数の船会社のボート発着時間と料金をまとめて比較できるhttps://www.phuketferry.com/を使ってフェリーとスピードボートの時間を調べました。
※運行状況は変更される可能性がありますので、あくまで本数や時間帯の目安としてご覧ください。
土日しか運航していない便は外しています。
プーケットラサダ港発の船の運航状況
船の種類 | プーケット発 | トンサイ港着 | レムトンビーチ着 | 船会社 |
---|---|---|---|---|
スピードボート | 08:30 | 09:30・645B | - | Satun Pakbara |
スピードボート | 08:30 | 09:30・650B | - | Bundhaya |
スピードボート | 08:30 | 09:30・850B | 10:00・1,150B | Andaman Wave |
フェリー | 08:30 | 10:30・500B | 11:30・850B | Andaman Wave |
フェリー | 08:30 | 10:30・450B | - | Phi Phi Cruiser |
スピードボート | 09:00 | 10:00・650B | - | PP Sabai Marine |
フェリー | 09:00 | 11:00・650B | - | Sea Angel |
スピードボート | 09:30 | 10:20・700B | - | Phi Phi Kanichta |
スピードボート | 10:30 | 11:20・700B | - | Phi Phi Kanichta |
スピードボート | 11:00 | 12:00・650B | - | PP Sabai Marine |
フェリー | 11:00 | 13:00・420B | - | Chaokoh Travel Center |
フェリー | 11:00 | 13:00・500B | - | Chureang Travel |
スピードボート | 12:00 | 13:00・645B | - | Bundhaya |
スピードボート | 12:30 | 13:30・645B | - | Satun Pakbara |
スピードボート | 12:30 | 13:30・850B | 14:00・1,150B | Andaman Wave |
スピードボート | 13:00 | 14:00・650B | - | PP Sabai Marine |
スピードボート | 13:30 | 14:30・850B | 15:00・1,150B | Andaman Wave |
フェリー | 13:30 | 15:30・500B | 16:30・700B | Andaman Wave |
フェリー | 13:30 | 15:30・450B | - | Phi Phi Cruiser |
フェリー | 15:00 | 17:00・420B | Chaokoh Travel Center |
ピピ島発の船の運航状況
船の種類 | レムトンビーチ発 | トンサイ港発 | プーケット着 | 船会社 |
---|---|---|---|---|
スピードボート | 8:20・1,100B | 09:00・850B | 10:00 | Andaman Wave |
フェリー | - | 09:00・450B | 11:00 | Phi Phi Cruiser |
フェリー | - | 09:00・400B | 11:00 | Chaokoh Travel Center |
スピードボート | - | 09:30・645B | 10:30 | Satun Pakbara |
スピードボート | - | 10:00・650B | 11:00 | PP Sabai Marine |
フェリー | 10:00・850B | 11:00・500B | 13:00 | Andaman Wave |
スピードボート | 10:30・1,100B | 11:00・850B | 12:00 | Andaman Wave |
スピードボート | - | 10:40・650B | 11:40 | Bundhaya |
スピードボート | - | 13:00・700B | 13:50 | Phi Phi Kanichta |
スピードボート | - | 13:30・645B | 14:30 | Satun Pakbara |
スピードボート | - | 13:30・650B | 14:30 | Bundhaya |
フェリー | 13:30・890B | 14:30・500B | 16:30 | Andaman Wave |
スピードボート | - | 14:00・650B | 15:00 | PP Sabai Marine |
スピードボート | 14:00・1,100B | 14:30・850B | 15:30 | Andaman Wave |
フェリー | - | 14:30・450B | 16:30 | Phi Phi Cruiser |
フェリー | - | 14:45・650B | 17:00 | Sea Angle |
スピードボート | - | 15:00・650B | 16:00 | PP Sabai Marine |
フェリー | - | 15:00・420B | 17:00 | Chaokoh Travel Center |
スピードボート | - | 15:30・700B | 16:20 | Phi Phi Kanichta |
フェリー | - | 15:30・500B | 17:30 | Chureang Travel |
スピードボート | - | 16:00・650B | 17:00 | Bundhaya |
利用する港は一か所ですが、どの船会社の発着場所へ向かうか正しくドライバーに伝える必要がありますのでご注意ください。
※島南部のRassada Pierから出ている船が多いですが、北部にあるBang Rong Pierから出ている船もあります。
ラグジュアリーな雰囲気が魅力のレムトンビーチに向かう船は本数が少ない!という部分もホテル選びの参考になるでしょう。
日本から日本語でフェリーやスピードボートを予約したいという場合は、こちらのサイトがわかりやすいですよ。
→プーケット~ピピ島 / ピピ島~プーケット:片道 スピードボート 送迎 チケット 予約 (タイ プーケット・スピードボート)

年末年始などのハイシーズン、ピピ島の宿高すぎてビビります。
日帰りツアーしか選択肢がない…ということも。
ピピ島行きの船が出ている港
個人手配で移動する場合は、港の周辺で時間を潰さなければいけない場面もあるかもしれませんから、
港のロケーションを記載しておきます。
ラサダ港 Rassada Pier
ピピ島へ向かう船会社が多く集まるRassada Pier(ラサダ港)は旧市街の中心から15分前後で移動できる場所です。
船の本数も多いので、ホテルや旅行会社に手配する場合にも原則はここからピピ島に出発します。
ラサダ港は旧市街にも近いので、ピピ島の前後の日程にプーケットオールドタウン観光を入れても良いと思います!
→オールドタウンで観光プランにおすすめのアクティビティ
バンロン港 Bang Rong Pier
島の北側にあるバンロン港からもスピードボートが出ていますが、ピピ島はプーケットの南東沖にあるので島までの所要時間がラサダ港発の船よりも長くなります。
ここから出ている船は、プーケットすぐ隣にあるヤオ島行きがメインです。
空港からは近いですが、船の本数も少ないので旅行者向けの港ではありません。
ピピ島に行く日帰りツアーの場合

1日で行って帰ってこられる日帰りツアーは気軽にピピ島まで足を伸ばせるのでとても人気のアクティビティです。
日帰りツアーも大型船とスピードボートを選べるので、料金の差はどの程度か分かるように旅行体験予約サイト【KKday】で検索してみました。
Klookやベルトラは知っていましたが、KKdayは名前も聞いたことがない会社でした。
ブログ経由で紹介されたことをきっかけに、ラチャ島やシミラン諸島ツアーに参加してみて、料金は安いですが他社に引けを取らないツアー内容だったのでブログでおすすめさせてもらってます。
船の乗り心地<移動時間重視ならスピードボート
→プーケット島巡りツアー ピピ島・マヤ湾・バンブー島・カイ島 <スピードボート・指定エリア送迎あり・英語ガイド付き>
コロナ前に現地旅行会社スタッフだった頃の感覚として、ピピ島のスピードボートは安くても2千バーツ(約8千円)はする認識だったので、5千円台は安すぎる。
しかも口コミも悪くない。
次に船上でもまったり過ごせるフェリー(大型船)
→タイ・ピピ島 | プーケット発の大型船で行くピピ島日帰りツアー 【英語 / タイ語ガイド】
船は大きく、船内で追加料金を払うと座席をグレードアップできます。
デッキに出て写真撮影もできるし、お腹が空いたらカップ麺も食べられるし、旅の仲間とのトークが盛り上がれば長い船旅も一瞬です。
▼ピピ島行くならフェリー?スピードボート?▼
船酔い問題は運です。
フェリーの方が船酔いしにくいと思いますが、船の揺れは天候次第、波の大きさの問題なので、スピードボートでもフェリーでも酔う時は酔います。
ただ、ピピ島に日帰りで行くには往復の移動時間だけで4~5時間取られることもあるので、小さい子どもや高齢の同行者がいる場合、おすすめしません。
未就学児がいる場合は俄然ラチャ島&コーラル島がおすすめです!
ツアーは送迎付きプランで申し込みできるので、送迎付きで予約をすれば良いのですが、当日迎えの車が来なかった場合「何時までにどの番号に問い合わせるか」を確認しておくよう注意しましょう。
マヤベイにも上陸できた日帰りツアー体験記では、ツアー内容をより詳しく紹介しています。
さいごに
いかがでしたか?
予算はあるので、できるだけ楽したい!という人は、ボート+送迎付きプランの条件でホテル検索するというのも一つの方法です。
この記事はあくまでいほーじんAのこれまでの経験をもとにした個人的見解なので、これからの旅行で状況が変わっていくこともあるかと思います。
できる限り更新を続けていく予定ですが、情報が古いその場合はどうかご容赦下さい(m_m)
この記事を読んでピピ島に行ってみよう!と思ってくれる人が増えたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
→もっと大自然に触れたい人には乾季しか行けないシミラン諸島がオススメ!