今回はコロナの影響でキャンセルした航空券代がどの様な流れで返金されたか
について私の身に起こった体験談をご紹介します。
航空券の返金にかかった日数

キャセイパシフィック航空で2020年4月上旬に利用予定だった航空券を3月末にキャンセルしたところ、全額返金されました。
返金については、6週間後の8月末までに
なななななんと!8回の分割で返金されました!
そんなに細かく返金されると思っていませんでしたし、だいぶ混乱しました。
確認のため結構な時間も使いました。
同じ境遇の人がいたら困っているだろうなあと。
そこで
2021年以降に海外渡航を控えている人
航空会社の返金対応を待っている人
個人旅行のスキルを上げたい人
に向けて「こんなことがあったんですよー」という一つの例として、お話ししたい!
という気持ちからこの体験を記事にすることにしました。
航空券をキャンセルした経緯
私はタイ在住で年に1回日本に一時帰国しています。
2020年は4月の頭から一時帰国を予定していましたが、新型コロナウィルスの第一波と呼ばれる急激な感染拡大で3月半ばに何度かスケジュールチェンジの連絡があった後、フライトがキャンセルになりました。
そして、航空会社(キャセイパシフィック航空)から、全額返金アナウンスがありました。
2020年3月時点では、全額返金または2020年12月31日まで何度でも日程変更可能という条件でした。

このチケットは2019年10月(香港がデモで荒れている時期)に購入したもの。
家族4人(幼児1人含む)でプーケットー香港ー日本の往復、約22万円と超破格でした。
席指定を付けてこの料金。。。こんなに安いことなかなかない!!!!
無期限で何度でも日程変更可能の条件であればキープしていたかも知れません。
でもそんなわけないので、悩んだ末に航空券のキャンセルを決めました。
結果、2020年10月になってもタイに再入国するための手続きはややこしく、直行便でないと帰国も再入国も出来ない状況なので、キャンセルしておいて良かったです。
今回はタイミング的にも返金対応がありましたが、
世界的に航空会社の経営状況が悪化しているので、いかなる場合も返金不可の航空券しか売らないか、
エアアジアの様に期限付きのバウチャーで対応していくようになるかも知れません。
さらに、キャンセル処理から返金対応の間に破綻した場合にはどうなるか分かりません。
※破綻したタイ航空は返金対応できない旨を公式サイトでアナウンスしています。
(旅程の変更またはトラベルバウチャーへの交換は可能です)
※LCCのエアアジアは対応当初から払い戻しにシビアで返金はなく、旅程の変更またはトラベルバウチャーへの交換でしか対応していました。

旅行会社に勤務していた経験から、LCCよりもレガシーキャリアの方が緊急時の対応が良いことは分かっていましたが、タイ航空の様な例あるので今後は注意が必要です。
2020年10月の時点ではタイ航空以外にもユナイテッド航空、南アフリカ航空、アエロメヒコなどが払戻し手続きを停止しています。
キャンセル~返金のためにしたこと
今回の返金までの流れで気をつけた点をまとめます。
航空券の購入はまあまあ大きなお買い物ですよね。
さらに旅行をキャンセルは個人的にも辛い状況です。
感情的になって間違った決断をしてしまうと、大損する可能性もあります。
そこで【キャンセルするか決めるとき】に気をつけることは
1.フライトスケジュールが変わった段階で実質渡航不可でも焦らない
2.自分の航空券をキャンセルした場合、返金の対象なのか?タイミングを見る
3.旅程の変更がな選択ではないか?良く考える
この3つです。
次に航空会社や旅行会社へ【問い合わせをするとき】には
1.複数の窓口へ連絡を入れる(電話、メール、SNSなど連絡できるところには全部する。それぞれ複数箇所へ問い合わせをしている旨も伝える)
2.相手に必要な情報(先方の照会番号やチケット番号など)やこちらの質問事項は1つのメールにまとめる(何度もやり取りが必要なメールは解決までに時間がかかるだけでなく、後回しにされることがあります)
3.対応してくれるスタッフに感謝を伝える
の3つに気をつけました。
では次に、キャンセルから返金までの流れを時系列で説明していきます。
【3月下旬】電話でキャンセル
実際にはサイトの予約管理画面からもキャンセルできましたが、
ここに、Webでキャンセルするとシステム上取り消し手数料がかかる(後で返金する)
という注意書きがありました。
加えて、自分のチケットが返金対応の条件に当てはまるかスタッフに確認した上でキャンセルしたかったので、まずはタイのカスタマーセンターへ電話をしました。
※タイ在住でタイから出発する便のチケットに関する問い合わせなので、タイのカスタマーセンターに電話しましたが、片道ずつ発券している場合や乗り継ぎを別で取っている場合はそれぞれ違う窓口に連絡する手間が増えます。
2020年3月下旬は、航空会社各社がキャンセルの対応に追われていたので、電話はかなりつながりにくい状況した。
こういう場合は電話をスピーカーにしてオペレーターに繋がるまで他の作業をしています。
なので電話自体は大変ではありませんでした。
対応してくれたスタッフに全額返金が間違いないか確認したところ、
電話にて「全額返金で間違いない」と確認が取れました。
さらに「この電話でキャンセル処理すると追加のキャンセル手数料はかからない」ということだったので、その場でキャンセル、追って再確認のメールが届くとのこと。
ここの時点ではキャンセルが膨大で対応に時間がかかるので、
返金までに6週間かかるということでした。
【3月下旬】キャンセル内容と条件をメールで再度確認
電話を切った数時間後、「返金リクエストを受け付けました」という内容のメールが届きました。
ここには対象となるチケット番号8つが記載されていました(家族4人の往復分)。
【6月中旬】6週間後返金内容を確認
今回の飛行機代にかかった合計金額は約22万円です。
キャンセルしてから2ヶ月経ったし、そろそろちゃんと確認してみようと思い、
これまでにキャセイパシフィックからカードへ返金された金額を確認してみました。
すると、約1万3千円の返金。え、、、え???
おいおいどうしたキャセイパシフィックさん。。。
【6月中旬】一部しか返金されていない旨を問い合わせ
既に6週間経過しているのに1万3千円しか返金されていないってどういうこと?
という旨を日本側と香港本社の担当部署の両方にメールで問い合わせることに。
するとこのような回答が。
日本側の回答

香港側の回答

こうやって比較すると、やっぱり日本のメール文化は丁寧に感じます。
と言っても、日本からも香港からもどういう事情で一部しか返金されてないのか説明はありませんでした。
【7月中旬】再度状況を確認
7月にカードの確認をしますが、まだ残りは支払われていませんでした。
その間、香港側から初回と同様の、As soon as的なメールが2通くらい来てました。
日本側からは連絡がありませんでした。
すっかり世の中がコロナ禍となり、こんな状況できっと返金対応も大変なんだろうなーなんぞと思っているうちに、すっかりこの件について忘れてしまい、次の確認が10月になりました。
【10月上旬】やっと全額返金を確認
飛行機代の返金について失念して早3ヶ月!
そういえば、お金返ってきたのか!?と思い出し、カードのウェブ明細を確認。
するとキャセイパシフィックから8月に5万円弱の入金を発見。
残りは一度に返金されると思い込んでいたのでまた「???」となりました。
後学のためにも、どうしてこんな形で返金されたのか知りたかったので、再度問い合わせをしました。するとこんなお返事が。

なるほど!
最初に知らされた8つのチケット番号に紐付けされた金額を
別々に返金処理していた。
通常であれば、このバラバラの処理が1度で済むので一括で返ってくるように見えますが
時間がかかったため、最初に少額で一部だけ返金されたということ?でしょうか。
この明細があるなら、1万3千円のときに支払い済みと残りの返金額をお知らせできたんじゃ?
と思いますが、まあ、しませんよね。
返す予定なんですもん。返すんだから余計な仕事はしないってスタンスですよね。
そして、なんだかんだ合算すると、全額の返金を確認できました!
さいごに
なぜ分割で返金されているのか?に対しての日本側の回答は
カード会社との返金処理でシステムエラーが生じて清算時期にズレが生じた。
返金が一括返金でなかったことをお詫び申し上げます。
というお返事でした。返金額と処理をした日付の明細は香港からだけで、日本側からは送られてきませんでした。
処理する方も一括で返した方が楽だし、問い合わせに対応する時間も勿体ないと思うのですが、そういう訳にもいかないのでしょう。
対応している現場が海外にある場合は日本の窓口とやり取りしていても、どうにもならないこともあります。
英語での問い合わせが苦手な方も、日本の航空会社以外とやり取りする場合は英文メールのスキルを少しでも持っておくと話がスムーズです。
ということで、いほーじんAの約22万円は手元に返ってきていました。
全額返金されたのが8月下旬なので、キャンセルしてから5ヶ月後のことでした。
以上、コロナでキャンセルになった航空券代が返金されるまでの体験談でした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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