プーケットで一番大きな(観光地化されている)ビーチ、それがパトンビーチです。
しかし2020年はコロナ禍で主要なビーチがゴーストタウン化し観光関連の事業者が困窮しているというニュースも度々報じられています。
一部のホテルは2020年12月現在も一時休業中で、既に閉鎖されてしまったゲストハウスも存在します。
とはいえ国内での感染拡大は抑えられていて、タイ国内にいる人の観光支援策も投じられ例年のハイシーズンでは考えられないお値段で宿泊できるホテルがたくさんあるのも事実です。
いほーじんもそんなお得なプランに便乗して、コロナ禍でゴーストタウン化してしまったと言われるパトンビーチを見てきました!
結論として平日はゴースとタウン、週末はタイ人旅行者でそこそこの賑わいでした。
今回は2020年11月のプーケット・パトンビーチ!コロナ禍の現状をご紹介します。
タイ政府の国内観光支援策

タイ版のGo Toはタイ国籍を有する18歳以上が対象だったので、タイ在住の外国人はタイ人と一緒に旅行するしかこのキャンペーンを使って旅行する方法がありませんでした。
タイ国籍保有者向け旅行キャンペーン「We Travel Together」
スタート当初は2020年末までのキャンペーンでしたが2021年4月末までに延長となりました。
タイ在住外国人向け旅行キャンペーン「Expat Travel Bonus」
タイ人用Go Toから遅れること4ヶ月。11月になってやっと外国人用のプランが発表されました。
【激安プラン】1泊100バーツ
タイ在住外国人向けキャンペーンは参加ホテルリストのサイトやFacebookページを確認しExpat Travel Bonus用のプランをチェックして予約に進むのですが、いほーじんはTwitterで発見した予約プランを利用することにしました。
なんと一番グレードの低いお部屋ならTATからの割引により1泊100バーツ(一部屋あたり)で朝食付き!

しかもこのホテル、パトンビーチが目の前にある好立地でヒルトン系の4つ星ホテル。
過去には渡辺直美さんが宿泊してInstagramにアップされたことでも話題になったホテルなんです。
それがこの値段って、本当にいいの?と心配になります。

ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾート
宿泊したホテルについてご紹介します。滞在時期は2020年11月。大きなクリスマスツリーが飾られていました。
ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾート(DoubleTree by Hilton Phuket Banthai Resort)
せっかくパトンビーチに泊まるなら利便性を重視したホテルがおすすめです。ビーチまで1分、バングラ通り、ジャンクセイロンまで徒歩圏内のバンタイリゾートは2019年にヒルトングループにリブランドし客室もリノベーション済みで老舗ホテルの多いパトンビーチの中では古くささを感じません。
ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾートのクチコミをチェック(トリップアドバイザー)
ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾートの料金をチェック(アゴダ)


ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾートのルームツアー
私たちはPremium Pool Sideのお部屋をバスタブ付きのリクエストで予約をしました。

シャワーブースとバスタブが分かれていて、シャワーもヘッドが取り外しできるタイプ。
水圧もとても強くて、温度調整もしやすいシャワーでした。

コロナウィルスの影響かアメニティは最小限しかありませんが、頼めば持ってきてくれます。

シャワーブースにはシャンプー、コンディショナー、シャワージェルがありました。

テレビの向かいの化粧台にドライヤーが入っていました。

クローゼットには以前はバスローブやビーチバックが入っていましたが、今は傘くらいしか入っていません。

コロナ対策のためミニバーはなし。逆に有り難いです。

飲み物も注文すればリーズナブルな価格で部屋まで持ってきてくれてくれます。
QRコードを読み込むとルームサービスのメニューが表示されますが、注文は固定電話を使います。

枕元のエビアンだけは衝撃価格。

無料の飲料水もたっぷり用意されているので、心配ありません。

ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾートの朝食
私たちは水木金曜日の2泊3日休日ステイだったので2回朝食を頂きました。
木曜日の朝はホテルの稼働率が低くビュッフェではなくオーダー式、金曜日の朝は一般的なビュッフェの朝食でした。
ビュフェの朝食は本当に普通のレベルとしか言い様がない内容だったので、オーダー式の朝食を紹介します。
このホテル以外にも稼働率の低い時期は朝食をオーダー式にしているホテルが多いため、参考になれば幸いです。


朝食込みの宿泊プランなので、ココに書かれている料金を払う必要はありません。
メニューは少ないように感じますが、メニューにない物もリクエストすれば出来る範囲内で作ってくれます(サラダなど)。

エッグベネディクト(2個あったうちの1つ)と頼めば無限に食べられるクロワッサンと追加注文したソーセージ。

パンケーキはなぜかフルーツ盛りだくさん。

タイ国内旅行の需要しかないので、昼食の価格もホテルとしては破格。いや、普通に考えて安い。
タイ人旅行者に少しでもお金を落として欲しいという努力を感じます。

ダブルツリー バイ ヒルトン プーケット バンタイ リゾートのプール
プールは2カ所、客室に囲まれる形で同じ形のプールが2つあります。
縦長で泳ぐにも良し、深さを調整してあって子どもが遊ぶにも良し、プールバー、ジャグジーもあり。
小さな子どもが遊べる滑り台も設置されていました。

到着した水曜日、こちら側のプールには本当に誰もいなくて貸し切り様態で子ども達を遊ばせていました。
翌朝起きるとお部屋の前のパラソル下にプルメリアの花をきれいに並べてありました。お客さんが少ないからできるおもてなしですね。

映え浮き輪のレンタルもやっていました。1時間150バーツ、1日350バーツだそうです。た、高い。。。

パトンビーチに人はいる?レストランの営業状況は?
ホテル内では木曜日の夜からチェックインが増え始めて、金曜日の朝には週末を利用して旅行に来ている県外からの旅行者が増えてきたという印象でした。
ホテルの外も同様に平日は人が全然居ない印象で、ホテルを出てすぐそばにあるマクドナルド、ピザカンパニー、スターバックスコーヒー全て閉鎖中でした。
そのくらい利用者の見込みがないということのようです。

ビーチ前の通りはカラフルにデコレーションされてますが、平日は人が全然居ないのでちょっと寂しい印象です。

ビーチでもマスクはつけようね。ってことになってますが、十分すぎるディスタンスにマスクをつけていない人も多いです。

海外からの旅行者に向けてのメッセージ。哀愁をそそります。

お魚にも色んな国の言葉で挨拶が。

ビーチには海洋ゴミをリサイクルして作った大きなクジラのオブジェや、写真撮影に良さそうなブランコ、空へと続く階段、ハートの形の南国感あふれる椅子などなど、とにかく旅行者に喜んでもらおう、パトンビーチのことをSNSで発信してもらおうという心意気あふれるデコレーションが沢山ありました。

週末は通りに屋台が出ますが平日はホテルの周りのレストランも閉まっているところが多く、食事をする場所は余裕を持って候補を考えて来た方が良さそうです。

東南アジアが誇る夜の街・バングラロードも今はシャッター街。
タイ人観光客にウケる店(主にインスタ映え狙い)のお店や安く食事が出来る屋台は再開していますが、海外からの旅行者で賑わっていた場所は再開が追いついていないようです。
この滞在で立ち寄ることはありませんでしたが、ジャンクセイロンショッピングセンター(Jungceylon)も6割近くの店舗が閉鎖しています。

まとめ:コロナ禍ではパトンビーチもタイ人ウケでしか生き残れない
週末は何とか国内旅行社で集客出来ているように感じましたが、平日はかなり厳しい印象を受けました。
ホテル内もビーチも人が居ないため、パラセイリングのボートのお兄さんは金土日のみ営業で平日は他のお仕事をされているということでした。
また、ホテルを手配する場合はビーチ通り沿いの方が良いです。
セカンドロードは本当に人通りもなく、コンビニも閉鎖してしまっているので(2020年11月時点)。
国内旅行される方にはビーチに近く、南北に外れすぎないホテルをおすすめします。
週末も集客できるお店はタイ人旅行者の間で人気のある場所に集中していて、以前のように行き先を決めずにウロウロするのは難しくなっています。
通りを埋め尽くすように並んでいたお土産物の露天はほぼクローズ。お買物を楽しみたいという方はプーケットオールドタウンに行った方が良さそうです。
オールドタウンであれば平日でも大型バス&個人で地方からタイ人旅行者が沢山遊びに来ています。
最後まで読んで頂き有り難うございます。写真で魅せる旅ブログではないので、お目汚し失礼しました。
タイ国内の一般旅行者のパトンビーチ滞在記として、一つの参考にして頂ければ幸いです!
旅に関する情報以外にタイでの生活で役立つ情報も